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まとまった農業用の平地のないクランプンビレッジ。
商業伐採や過度の焼畑により近隣の畑が地力を失い、作物が育たなくなってしまったウボルでは、地元の人たちは、何時間もかけて山奥の畑まで歩いて出かけ、作物を収穫しなければなりませんでした。
住民の食糧の志向が、芋類から米に変わってきていることもあり、定地で行える稲作中心の有機農業の普及が「現地の安定した食糧自給と熱帯林破壊の進行の抑制」に有効であると考え、ラバウルで有機農業の研修センターを運営している(財)オイスカでの技術者の育成と共に、村に精米小屋を寄贈しました。この精米機が出来たことによって労働力が軽減され、この村だけでなく近隣の隣人達も自由に精米することが可能になりました。
その後わずか1年で、当初の約4倍程の米が収穫できるようになりました。 |
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